幸せママのパニック障害克服ブログ

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はじめは絶望的に苦しかったパニック障害。それでも就職、結婚、出産できました。パニック障害との上手な付き合い方を書き綴ったブログです。

【体験記】パニック障害と妊娠②

結婚してから子供を授かるために減薬を始めた。

 

妊娠した

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パキシルの減薬を始めて1年くらいのころだったかな。 20mg/1日から、1日置きにステップアップしようかというくらいの時期だった。

私の中で妊娠したら意地でも断薬してやるという企みもあり、あまり気を付けていなかったこともあり、妊娠した。 なんとなく胸騒ぎがして、超フライング検査をしたところ検査薬に縦線が出た。

 

わかったとき飛び上がるほどうれしかったけど、反面これからどう乗り切っていこうかという不安もあった。 このフライング妊娠は医師によっても見解は異なると思うけど、おすすめではないと思うので、体調に自信のない人は真似してはいけない。

胎児と薬の影響

私の妊娠が発覚したのは生理予定日の1日前(笑) どんだけフライングなんだ? 28日周期の私はつまり妊娠週数で数えると3週目に妊娠に気づくことができた。

妊娠3週まで:胎児の奇形はないと考えられる。ただし、薬に残留性があるもの(風疹生ワクチンや金チオリンゴ酸ナトリウムというリウマチ剤など)は注意が必要。

引用: 埼玉成恵会病院

胎児に薬の影響が出る可能性があるのは4週目から安定期に入る前の15週目まで。 ここからは赤ちゃんの重要な臓器などが作られていく時期だから、気を付けなければならない。

産婦人科より先にかかりつけの心療内科に駆け込む!

フライングで妊娠を知った私は一刻も早くこれからの事を考えなければならないと思い、産婦人科に行く前に、かかりつけの心療内科に駆け込んだ。

 

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先生も妊娠を望んでいたことを知っていたのでおめでとうと言ってくれた。 まあ初期だから手放しで喜べる状態ではなかったんだけどね。

ここで、薬が変更となる。

まず超デンジャラスなパキシルは即断薬。

そして、代わりに処方されたのが胎児に影響の出にくいであろと先生が判断したアナフラニール。しばし、これでパキシル断薬の苦しみを凌げということだった。 アナフラニールとは?

以下引用。

脳内のセロトニンおよびノルアドレナリンの神経終末への取り込みを阻害する。 三環系抗うつ薬の一種で、アルフレッサファーマから塩酸塩が「アナフラニール」という商品名で発売されている。うつ病うつ状態強迫性障害、夜尿症、不眠症の治療薬に使用される。

引用:  Wikipedia

 

最近はルポックス、デプロメールパキシルみたいなSSRI選択的セロトニン再取り込み阻害薬)とか、トレドミンサインバルタみたいなSNRIセロトニンノルアドレナリン再取り込み阻害薬)が主みたい。

SNSとかで同じ病気の人と交流しているとこの辺の薬を飲んでる人が多いみたいね。 アナフラニールはだいぶ古い薬なんだけど、胎児への危険性としては、オーストラリア基準ではカテゴリーCだった。 カテゴリーCとは。以下引用。

催奇形性はないが、その薬理効果によって、胎児や新生児に有害作用を引き起こす薬、または、その疑いのある薬。これらの効果は可逆的なこともある。

引用:お薬110番

飲まないに越したことはないがパキシルのような危険性は低いといったところ。 デパスは禁止されなかったが、だいぶ症状が落ち着いていたし飲まないことにした。

パキシル断薬によるシャンビリが起こる!

パキシルの断薬がきついのは有名である。 急激に断薬すると離脱症状がおこる。 例に漏れず数日で『シャンビリ』状態になる。 頭を揺らすとグワングワンして、多くの人が言う通り、耳のなかというか、頭の中がシャンシャン言っている感じ。そして、手足はビリビリとまではいかないが、違和感があった。

パニック障害による不安感は感じなかった。けれど、頭を少しでも動かすとめまいとシャンシャンが出るので家から出ないようにした。ひたすらゆっくり過ごす。  

 

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でも20mgまで減らしていたおかげなのかアナフラニールのおかげなのか、1週間しないうちに『シャンビリ』はなくなった。 デパスもなぜか出番がなかった。 シャンビリに気を取られていたのか、予期不安はほぼ起こらなかった。

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ここまでが妊娠初期の話。 次回は妊娠中期~出産前までについて語ります。 応援よろしくズラ

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