幸せママのパニック障害克服ブログ

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はじめは絶望的に苦しかったパニック障害。それでも就職、結婚、出産できました。パニック障害との上手な付き合い方を書き綴ったブログです。

パニック障害でも映画館にいく方法

息子が秋休みに入り、どうしても『怪盗グルーのミニオン大脱走』を観たいというので映画館に行くことになった。

実は夏休み前からずっと観たがっていたのだが、私は映画館が苦手である。

それでズルズルと先延ばしになっていたのだ。

 

私に限らず、パニック障害の人は映画館が苦手なことが多い。 映画館.png

パニック障害の人が映画館が苦手な理由

①密室のため閉塞感がある  

パニック障害の人は閉じ込められるような感覚がとても苦手。映画館に限らず、電車や飛行機、エレベーターなどの密室で気分が悪くなる人も多い。映画館の真っ暗な空間も不安を感じさせることがある。

 

②長時間拘束される 

 映画の上映時間は短いものでも1時間半。長いものだと2時間半以上のものもある。暗くて閉塞感のある空間で長時間過ごす。もしかしたら発作が起きるのではないかという予期不安に襲われる人が多い。

 

③人混みが怖い 

 人気の映画だと満席のこともある。もし発作が起きたら恥ずかしい、人に見られたらどうしよう? 気分が悪くなった時、人が多いとシアターから抜け出せないのではないかという不安を感じる人も多い。

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映画館で映画を楽しむための工夫

①なるべく脱出しやすい席を確保する。

気分が悪くなった時、すぐに席を立てる座席を確保する。

出入り口近く、通路側の一番端の席がベスト。 映画館の出入り口は前方にあることが多いので、前の方に座るとスクリーンを見上げるような形になってしまうのは残念だけど、すぐに逃げられるという安心感があるのとないのでは全然違う。

逃げ出したいときにサッとでられるようにしておく。青い丸のついた席がおすすめ。 IMG_5345.jpg

席が埋まってしまうこともあるので、予めネットで座席を予約しておくのも良い。

 

②頓服薬を用意しておく。

発作が起きた時、すぐに服用できるように頓服薬を用意しておく。

薬を飲むときの飲み物も忘れずに用意する。 予防として頓服薬を飲んでおくのもおすすめ。私はデパス1錠飲んでおくようにしている。

 

③体調を整えて臨む。

前日は睡眠をよくとる。当日はカフェインを含むコーヒー、紅茶、緑茶、コーラ、チョコレートを口にしない。 発作を誘発させるものは避けるようにする。

④安心できる相手と行く

病気を理解してくれている人、安心して頼れる相手と行く。これが一番の安定剤になる。 私は映画館に行くときは必ず夫を連れて行く。

もし、パニック障害をカミングアウトしていない友達、彼氏、彼女と鑑賞する場合、暗いところで気分が悪くなることがあるとか、映画館の雰囲気がちょっと苦手と伝えておくのも良いと思う。

⑤映画に行く日を決めない

行く日を決めてしまわず、体調が良い時に行くのがおすすめ。 また、予定が決まっているといろいろ想像して予期不安につながることもある。

最後に

 映画館で映画を鑑賞するときに工夫できる事をまとめてみた。

しかし、無理することはないと思う。

今はすぐにネットやDVD・Blu-rayで観られる時代だから。 私は映画が大好きで、パニック障害発症前は毎月のように映画館に通うほどだった。

でも、発症後は付き合いが主で、自分で行こうと思って行ったのは20年間で数回。今は観たい映画があったら少し待ってDVDを借りて観るようしている。

どうしても映画館で鑑賞したい時、どうしてもお付き合いで映画館に行かなくてはならない時の参考になればいいな。

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