パニック障害って遺伝するの?
このブログを読んでくださっている中にはお子さんがいる方や、これから赤ちゃんを授かりたいと思っている方もいるのではないかと思う。
私には息子が一人いる。
今はとっても元気、いや元気すぎる子供で結構なんだけど、たまに私の体質が遺伝することはないのだろうか?と不安になることがある。
因みに私の身近な親族にはパニック障害ばかりでなくその他精神科系の疾患を持っている人もいない。 私だけ何故かパニック障害になってしまった。
パニック障害の遺伝の可能性
パニック障害のスペシャリストと呼ばれている心療内科・神経科の医師貝谷久宣 (かいやまさのぶ)さんのコラムを参考にさせてもらう。 以下引用。
患者家族におけるパニック障害の罹患率は3.6%から17.3%で、平均10.8%でありました。一方、パニック障害ではない人を中心にその家族のパニック障害の罹患率をみてみると0.8%から3.5%で、平均1.9%でした。
出典:Dr.Kaiyaの随想
つまり、パニック障害患者の家族のうち10人に1人程度はパニック障害だったという結果。 パニック障害じゃないという人の家族は、100人に1~2人。 5倍くらいの差があるという事は遺伝は関係ないとは言えないと思う。 ただ、遺伝するといっても10%。遺伝しない確率のほうがはるかに高い。 安心はできないけどね。
子供がパニック障害にならないために、親ができることは?
人生が変わるほどの苦しみを経験したから、わが子にはこんな病気にはなって欲しくない。
これは、パニック障害患者で子供を持つ人ならだれでも思うことだと思う。 パニック障害になる引き金として強いストレスや過労などがあげられる。
まあ、突然発症してしまう人もいるけれど、なにかしら脳の神経のパランスを崩させるような出来事や、そんな生活の連続が原因となっていることが多い。
私も受験勉強が自分のキャパシティを大きく超えていたことが発症原因だったと思っている。 遺伝というのも、体質の遺伝もあるけど無茶してしまうとか性格の遺伝もあると思うんだよね。
だから、難しいことではあるけど子供のストレス耐性がどのくらいのものなのか見極めて、危ういと思ったら注意していかなければならないのかなあと思う。
どんな悩みを抱えていて、どれだけのストレスを抱えているのかわかってあげられる親になれたらと思う。 そのためには日ごろから良いコミュニケーションがとれる親子にならないといけないと思う。
それから、これは私もやらなければならないことであるけど、ストレス耐性を強化するという事も必要だと思う。私は発症後、ストレス耐性がついたというか、ストレス回避が上手になったと自分でも思う。適度な手抜きを心掛けている。 何事もがんばることは必要だけど、時には諦めることの必要性や、自分一人で抱え込む必要がないという事も生活の中で自然に伝えられたらいいと思っている。
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