パニック障害の方におすすめの本【ゆっくり動くと人生が変わる】
某SNSに参加されているパニック障害患者さんに教えてもらった本。 この本を執筆された方は順天堂大学医学部教授の小林弘幸さんという方。 専門はスポーツドクターという事だが、最近は交感神経と副交感神経の研究をされていて、自律神経研究の第一人者とも言われているらしいよ。 パニック障害の原因は諸説あるけれど、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることも原因と言われているのは知っている人も多いと思う。
ドキドキしたり、息切れがしたり、震えがきたりするのは交感神経がガッチリ優位に働いちゃってるのが原因なんだよね。
必要のない場面で戦闘態勢になってしまうのが我々の病気の嫌なところである。。。 ドキドキする⇒どうしよう⇒焦る⇒焦りが交感神経をどんどん刺激する⇒発作に陥るという悪循環となる。
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さて、今回ご紹介したい「ゆっくり動く」と人が変わるという本はリラックス神経である副交感神経の働きをどうすれば高められるのかというところに焦点をあてて書かれた本。
その方法が何事もゆっくりを心掛けると良いという内容となっている。 生活のペースを落とすことで健康になれるという事を、医学的なメカニズムも踏まえ解説してくれている。
そもそもパニック障害は真面目な頑張り屋さんがなりやすいと言われている。だから、せかせかと急いで生活してきた人も多いのではないかと思う。
余談だけど、年末NHKで放送されたノンフィクションドラマ『途中下車』の原作者である北村さんは超有名雑誌『日経トレンディ』の元編集長だ。その敏腕編集長が41歳の時突然パニック障害を発症し会社を辞めてしまう。
出版社というと、昼も夜もない最も多忙な職種の一つである。 北村さんは会社を辞めた後息子と旅にでる。そして再生していく。つまり一時休憩してゆっくりしたんだね。 仕事をしていると無理をしなければならない場面なんて多々あると思うけど、ゆっくり動く、心掛けてみてほしいと思う。
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