【体験記】パニック障害と妊娠③
妊娠発覚から薬の断薬や変更が行われた。
つわりが始まる
妊娠発覚から数週間くらい経ってからだろうか、シンドイことで有名なつわりというものを私も経験した。
とはいっても、本気で大変な人と比べたら楽なほうだったかも。 嘔吐したりすることはなかった。 ひたすら、胃がむかむかする。 とにかく眠い。 だるくて仕方ない。 そんなところだった。でも胃がむかむかするのはつらかった。 私はパニック障害の人に多いといわれている『嘔吐恐怖症』でもある。
嘔吐恐怖症とは?
以下引用。
嘔吐恐怖(おうときょうふ)とは、自分が吐くこと・他人が吐くことに対して、強迫的に恐怖を感じる状態を指す。パニック障害の一種と考えられている。
引用: Wikipedia
だから胃がむかむかして、嘔吐してしまったらどうしようという恐怖があった・・・
私が乗り切った方法は ①ムカムカしたらシャーベット系の棒アイスを食べる。 ②ひたすらゲームをする。その当時、いただきストリートにハマッてて、ゲームに集中することで気持ち悪さを紛らわした。 ドラクエとFFコラボのいたストだよ。
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③ビタミンB6を摂取した。つわりの緩和にはビタミンB6がいいらしい。 ちょうど、心療内科からセロトニンの合成に役立つから飲むように言われてたのがあったから、医療用のビタミンB6を服用した。
気持ち悪さに気を取られていたのかパニックの症状はほぼ出なかった。
試練!妊娠4ヶ月での夫の転勤
産む病院も決めて、さあがんばるぞと腹を決めたさなか突然の辞令。 妻が身重で・・・なんて転勤拒否の理由になるわけもなく。
しかも、赴任地はその時住んでいた土地から新幹線で4時間の距離。
青天の霹靂というやつだ。 取り合えず、引っ越しは全て夫に任せ、夫だけ先に赴任地へ向かい、私は安定期に入るまで実家で過ごすことにした。
安定期に入る
安定期に入り、パニックの症状も落ち着いていたので夫が待つ新天地へと向かう。 新幹線2本乗継で少し怖かったので、中継地点の駅まで夫に迎えにきてもらった。 安定期(妊娠16週)に入り、薬による奇形が起こる心配はなくなったので、軽い予期不安の時だけデパスを半錠服用するようになった。 デパスのおかげで毎日ウォーキングなどの運動をしたり、新しい土地の散策など楽しむことができた。
このころはつわりの症状は完全に消えていたから、太らないようどんどん外にでて運動することにした。 もちろんデパスはお守りとしていつも携帯する。
妊娠7ヶ月くらいの頃には、夫と二人だけで行ける旅行は最後だからという事で、軽井沢に旅行に行ったよ。
産み方についての検討
新しい土地に来て、まず持病もちという事でその土地で一番大きな総合病院の産婦人科に行ってみた。 パニック障害に対応しているか、という問題だけどその点は総合病院ということもありOKだった。
でも普通分娩による痛みでパニック発作を起こすのが怖いから、無痛にできないか?とお願いしたらそこは対応できなくて『帝王切開』という選択肢しかないということだった。
いきなり帝王切開というのも抵抗があったので無痛分娩可能かつパニック障害に対応している産婦人科を探した。 そこの土地は無痛分娩をやっている産科は少なかったが、運良く受け入れてくれるところを見つけることができた。
妊娠後期
妊娠後期はお腹の張りがでて、産科の薬を飲むことはあったがパニックのほうは落ち着いていた。 デパスは半錠を1日置きに飲む程度。 心療内科の先生にもその点は相談していたけれど、その量であればあまり心配ないと言われた。
でも、パニック障害とは関係なく、初めての出産に緊張感は強まっていった。 昔から心配性だから、他人の出産体験を読んだり、YouTubeで出産シーンなど見て恐怖を募らせていった。 見なきゃいいのに気になって気になって見てしまう。 バカである。
冬の寒い寒いある夜のことだった。ふとトイレに起きると何やら得体の知れない液体が流れてきた・・・
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ついに出産の巻は次回! 続く・・・・・・