【体験記】パニック障害と妊娠①
パニック障害の人は薬を服用している人も多いと思う。 私も現在でも薬に頼ることがある。 結婚したばかりの頃もめまいがひどく、薬を飲んでいた。 妊娠に至るまでの経過をまとめるね。
結婚当初服用していた薬
・パキシル30mg錠×1回/1日 ・デパス0.5mg錠×1回/1日(服用しない日もあり) このころ不安感が出ることは少なかったけど、仕事上のストレスがあり頻繁にめまいを起こすようになっていた。
検査の結果、身体的な異常は見つからず、状況からもパニック障害の症状と診断を受けパキシルが処方されるようになっていた。 パキシルの効き目は抜群でめまいがすっかり消えていった。
パキシルとは?
以下引用。
適応はうつ病・うつ状態、パニック障害、強迫神経症、社会不安障害[6]。 その他月経前症候群、摂食障害にも用いられる。 パロキセチンは、脳内セロトニン神経系でセロトニンの再取り込みを阻害することで、脳内シナプス間隙に存在するセロトニン濃度が高まり、神経伝達能力が上がる。その結果、抗うつ作用及び抗不安作用を示すと考えられる。
引用: Wikipedia
パニック障害はセロトニン不足が原因の一つである。 だから、パキシルなどのSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)はパニック障の治療効果が高い。
私はパキシルを服用するほかにも積極的に日光浴するようにした。 それからビタミンB6もセロトニンの合成に必要なビタミンなので摂るといい。このころ夫の転勤で転院することがあったんだけど、ビタミンB6を処方してくれた先生もいた。
薬と催奇形性
パニック障害患者が妊娠を考える時、一番心配になるのが薬の催奇形性だと思う。
以下引用。
催奇形性とは、妊娠中の女性が薬物を服用したときに胎児に奇形が起こる危険性のことです。
引用: たまひよnet
これについては何度も何度もネットで検索した。 国によって多少基準が違うんだけど、私が飲んでいるたパキシルはかなり胎児には良くない薬という事がわかった。
メジャーな指標としてオーストラリア医薬品評価委員会・先天性異常部会というところの基準があるんだけど、危険度に応じて A、B、C、D、X の5段階に分類される。(Aが安全~Xは禁忌) 私が服用していたパキシルはカテゴリーD。以下引用。
ヒト胎児の奇形や不可逆的な障害の発生頻度を増す、または、増すと疑われる、またはその原因と推測される薬。これらの薬にはまた、有害な薬理作用があるかもしれない。
引用: お薬110番
つまり妊娠したいなら服用をやめるべき薬である。
デパスについてはカテゴリーC。
以下引用。
催奇形性はないが、その薬理効果によって、胎児や新生児に有害作用を引き起こす薬、または、その疑いのある薬。
引用: お薬110番
医師にも相談したけど、赤ちゃんが眠い状態で生まれてきたりするとがあるかもしれないけど、完全に服用を中止するようにとは言われなかった。 ここで紹介したお薬110番というサイトは精神科系の薬の催奇形性を非常にわかりやすくまとめているから、これかた妊娠を考えている人には参考にしてもらいたい。
減薬
かかりつけ医には妊娠を希望していることを伝えていたので、めまいが収まってきたころ減薬してみようということになった。
結婚して1年目くらいの頃の話。 パキシル30mg/1日⇒20mg/1日に変更。 この減薬はそんなに体調の変化はなかった。 パキシルの減薬で苦しいのは離脱症状ね。 急激に減薬・断薬すると俗にいうシャンビリという症状が起こる。
以下引用。
•耳鳴り •しびれ(電気が走るような感じ) •めまい •発汗 •吐き気 •震え •ソワソワ感 などがあります
引用: せせらぎメンタルクリニック
シャンビリっていうのがね、経験しないとわからないんだけど、眼球や頭を動かしただけで耳や頭のなかが『シャンシャン』するの。そして手足が痺れるような感覚になる。それが『ビリビリ』。 合わせていつの間にか『シャンビリ』とネットの世界で表現されるようになったみたい。 (後に私もシャンビリを経験することになる)
産婦人科
減薬を進めつつ、婦人科系のほうも問題がないか調べることにした。 減薬に時間がかかる可能性もあったので、GOサインがでたらすぐ妊活に取り組めるように。 結果は問題なし。 ついでに夫も調べてもらう。けど問題無し!(夫は何かと協力的ですW)
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次回はついに妊娠の話。 続く・・・・