幸せママのパニック障害克服ブログ

幸せママのパニック障害克服ブログ

はじめは絶望的に苦しかったパニック障害。それでも就職、結婚、出産できました。パニック障害との上手な付き合い方を書き綴ったブログです。

【体験談】パニック障害でも鎮静剤を使えば胃カメラは楽チンだった!

f:id:sherry3:20171024091941p:plain

以前受けた胃カメラの体験談をまとめたいと思う。

みんなに恐れられている胃カメラ検査だが、なんとパニック障害の私でも楽勝だったのだ!

SNSなどをみていても、胃カメラに恐怖感を持っている人がとーっても多い!

パニック障害じゃなくても苦手な人が多い検査。動けないわ苦しいわの胃カメラ検査はパニック障害の人には拷問に近い。

 

楽に検査を受けられた私の体験談が、これから胃カメラ検査に臨もうとしている人のお役に立てればと思う。

 

スポンサードリンク

 


 

 

 育児ストレスが原因なのか何なのかわからないけど、胃に軽い痛みや不快感が数か月続いていた。最初は胃薬を飲んでごまかしていたが、それでも症状が落ち着く気配がなかったので検査を受ける決心をした。

 

 

 パニック障害患者で嘔吐恐怖症を抱えている人はとても多い。 私ももれなくその一人だ。 ⇒嘔吐恐怖症とは(Wikipedia)

 

嘔吐することが子供のころから苦手だった。汚い話だけど、食道あたりまで物が上がってきてもゴクっと押し戻してやるくらい喉を刺激されることが苦手だ。

 

おえっという嘔吐しそうにな感覚は恐怖でしかない。

それゆえ胃カメラというものは恐怖でしかなかない。 だから検査を受けるのをずっと避けてきた。

多くの人が胃カメラが怖いと思う理由の一つは嘔吐反射への恐怖なのではないかと思う

 

 最近は鎮静剤を使用して意識が朦朧としているうちに検査を終わらせてくれる病院もあるという。リサーチしてみると、家から近いところに眠ったまま検査をしてくれるとうたっている病院を発見した。

 

そこの病院は治療よりも内視鏡検査をメインでやっている病院だった。健診なんかでも利用している人が多い病院だ。検査をしてくれる院長先生は内視鏡の専門医。

苦しむことなく検査を受けれるのでは、と期待して行ってみた。

鎮静剤を使用した経鼻内視鏡検査を提案される

 
『私、パニック障害なんで』
 

と、はっきり伝え、先生とどの方法で検査するのがベストか話し合った。

 

実はかなり昔だが、鎮静剤を使わず鼻からの胃カメラ検査をうけたことがあった。喉のあたりが敏感な私にはかなり苦しいもので、ジタバタしてしまいまともな検査ができなかった。そんな経験もあり、、鎮静剤を使っての検査を希望することを伝えた。

 

鎮静剤を使い、口から胃カメラを入れるという方法もあるらしいけど、先生がおっしゃるには本人に意識はなくても口から入れると嘔吐反射を起こして無意識に『オエ~』といってる人が多いらしい。(覚えてはいないらしいんだけどね。)

 今は鼻からの胃カメラの精度もかなり良くなっているので、先生は鎮静剤+鼻から胃カメラ という一番楽な方法を提案してくださった。

これなら私でもできるかも!と思った。

検査は予約がいっぱいで2週間後となった。

 

鎮静剤を使うメリットは?
 眠ってしまったり、ボーっとしているうちに検査をするので苦痛が少ないというのが一番メリット。
 
そして、内視鏡検査ではカメラが胃に入ってから、胃の内部を観察しやすくするために空気をいれて胃を膨らませていく。それも苦痛を伴うものなのだが、鎮静剤を使用していると沢山空気を送り込むことができる。
胃をしっかり膨らませることができるので、内部のヒダがしっかり広がり観察がしやすく見落としが防ぎやすいという。
また、患者の苦痛が少ないから検査時間をしっかり取れるのも鎮静剤を使うメリットだ。
 

実際に検査を受けてみた!

前日は21時から絶食だった。色のついてないスポーツドリンクやミネラルウォーターなどの飲み物は飲んでも良かったのが嬉しかった。

検査当日は胃に物をいれてはいけないと注意書きにあったため、一応デパスも服用しないでおいた。

ガッチガチに緊張しながら一人で病院に行った。緊張度MAXの検査なのにデパス無しの状態で臨めるのだろうか?不安でたまらなかった。

 

検査は予約制なので、診察券を出すと心の準備をする間もなく検査室に通された。

ちょ、ちょっと待ってと言いたかった。

 

検査室に入るとベッドにまず腰かけさせらる。

胃の泡を消すというくそマズイ液体を飲まされる。 次に鼻通りを良くする薬を注入。これもまた苦くて激マズ。(それでもバリウムよりはずっとマシ。我慢はできる)

 

その後カメラを挿入する側の鼻の穴にドローっとした麻酔薬を大量に注入された。 これもまたすごく苦い。その液体はどんどん喉に落ちていき、喉のあたりにボワーっとした違和感が出てきた。喉に麻酔が効いてきているようだった。(ここまでは看護師さんが処置してくれた)

 

ここから数分、鼻の穴の麻酔が効いてくるまで待つ。

 


 

 

そこで先生が現れる! あらかじめ静脈に点滴も入れられていたのだが、その管から先生が鎮静剤を注入していった。

『気分はどうですか?』と聞かれたので『大丈夫です。』と答えた。 さらに、鎮静剤が追加されていく。

なんとなく意識がボーっとしてきた。でも意識はあると自分では認識していた。

 

しばらくすると、何かが喉の方にに入っていく感覚があった。カメラが入っていってたのかな?

でも その間『オエー』とか苦しいという感覚は全く感じなかった。  

 

 

鼻から.jpg

気づくと検査は終わっていた。検査台から降ろされると、休むためのベッドへ移された。いつの間にか先生はいなくなっていた

 

あれ??検査終わったの??

 

身体がフラッフラで看護師さんに抱えられながらベッドに移る。横になると案外頭はスッキリしていた。でも苦しかった記憶は全くなかった。

 

ここから2時間、点滴を打ちながら休養するのだが、しばらくすると先生が様子を見に来て、『どうだった?』と聞かれた。『 結構意識があって、胃カメラが入っていく感じがわかりましたよ・・』と言うと。 あれ?話しかけても全然返事しなかったよ。きっとそれは夢の世界だったんだと思うよ。と言われた。

 

確かに話しかけられたことを覚えてない。鎮静剤の効果ってすごい!!

こうして無事、おえっとなることもパニック発作を起こすことなく検査が終了した。

胃カメラ楽勝ー!!

 

スポンサーリンク

 

病気が見つかった

2時間の休養した後、診察室に通された。

胃の不調の原因は胃潰瘍だったのだ!そりゃ調子が悪い わけだ。

今は鼻からの内視鏡でも胃の組織をとれるので、ピロリ菌の検査と、潰瘍部分の組織検査もした。後日、ピロリ菌に感染していることも判明した。

 

 ピロリ.png

ピロリ菌だなんてかわいらしい名前とは裏腹にすごく悪いやつです。

お腹の中にピロリ菌がいると、胃炎や胃潰瘍を引き起こす原因となるという。除菌せず放置しておくと、萎縮性胃炎になり、そこから胃がんに移行する可能性もある非常に怖い菌なのだ。

ピロリ菌に30代だと20%、50代だと50%の人が感染してるという。胃がんの99%はピロリ菌感染によるものなので、検査をおすすめする。

(ピロリ菌検査だけなら血液検査や呼気検査でもわかる)

 

 ピロリ菌が発見された後、服薬による除去治療をした。1日2回、7日間、3種類の抗菌剤などを服用することで75%の人が除菌に成功するという。

私はめでたく1回で除去に成功した!

胃潰瘍も服薬治療で完治した。

 

さいごに

病院に足を運ぶのが本当に怖かったけれど、勇気を出して内視鏡検査を受けて良かったと思う。なにも見つからないのが一番だけど、私のように病気がみつかる場合もある。

 

ピロリ菌のように、後々大病にも発展しかねないものを発見できたのも思い切って検査を受けたおかげだ。

 

実際検査を受けてみて、どうしても検査開始までの恐怖はぬぐいきれなかったが、無事検査を受けることができ自信にもつながった!

私の体験談を読んでいただいて、これなら行けそう!検査を受けてみよう!と思える人が一人でもいてくれたら嬉しい。。

 

パニック障害胃カメラが怖いという方に。胃の調子が悪いという方に。 全国には鎮静剤を使った検査ができる機関がたくさんある。

鎮静剤を使った内視鏡検査ができる病院の検索サイトを貼っておくので良かったら参考にしてみてね。 ⇒胃内視鏡検査に鎮静剤、鎮痛剤を使用している施設検索

 

 

スポンサードリンク